癌の転移は早期に治療を受けよう|名医に相談だ!

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喉のがんの種類と治療法は

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喉に発生するがんは咽頭がんと呼ばれますが、発生した部位によって症状や治療法が変わってきます。種類としては声門上がん、声門がん、声門下がんがあります。声門は声帯のある場所であり、声門がんは声帯付近に発生するものです。咽頭がんの6割程度が声門がんとされ、症状として声がかすれたりするといったものが現れます。また進行状況によっては声門を切除する必要があるため声を失う可能性があります。一方で声門上がんは、声帯よりも上に発生し咽頭がんの4割程度を占めます。声門がんが声に現れるのに対して、声門上がんは咽頭蓋と呼ばれる食べ物を飲み込むときの器官あたりに発生するため飲み込んだりするさいに違和感が現れます。声門がんと声門上がんは、咽頭がんでも比較的早い段階で症状からその存在を知ることが可能ですが、声門下がんは声帯の下で発生するため、初期症状が現れにくい傾向にあります。発生そのものは咽頭がんの1、2%程度と少ないものですが、発見が遅れるリスクが高い咽頭がんといえます。

咽頭がんの標準治療としては発見がはやく腫瘍も小さい状態であるステージI・IIの段階では放射線治療とレーザー療法が行われます。放射線治療は放射線を腫瘍にあてることで細胞を死滅させるというもので、切開を伴わないので治療による咽頭の機能低下を最小限に抑えることができます。また放射線治療で届きにくい場所はレーザー療法が行われ切開して腫瘍をレーザーによって焼いてしまう方法がとられます。一方で咽頭がんが進行して放射線治療やレーザー治療では間に合わないステージIII・IVになると外科療法として化学療法が併用されることになります。特に外科療法では声帯の切除が行われる場合もあり、声を失うリスクが高くなります。しかし、咽頭の機能が低下すると食べ物を飲み込むことが難しくなりますし、また声を失うことは精神的に与えるダメージが大きいため近年の治療法としては放射線治療と新しい抗がん剤を用いて咽頭部の機能を残しつつ治療する方法がとられる傾向にあります。